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20代女性におすすめの業界や職種は?転職成功のポイントも解説!

2023.08.17

20代女性が転職する際におすすめの業界や職種について、本記事では解説していきます。
20代での転職は、キャリアアップするか、キャリアチェンジするかの選択ができ、また、未経験での転職も可能な時期といえます。
20代以降はライフステージが変わる可能性も高く、これからの自身の働き方について改めて考えることも大切です。
スムーズに転職先の業界や職種を選び、自身の年齢に合った転職活動を行うためにも、情報収集をしっかりして、転職の成功に繋げましょう。

20代女性におすすめの業界や職種3選

20代女性が転職する際に、特におすすめの業界や職種について紹介します。

自分自身が活躍できるだけでなく、ライフステージが変わっても勤め続けられるなど、プライベートとの両立がしやすい業界や職種を選択することで、満足のいくキャリアを続けることができるでしょう。

また、自己を見つめ直し、自分自身に合った業界や職種を見つけることも大切です。

エンジニア職

エンジニア職は、デジタル化の進む中、労働市場でも需要が高く、常に求人が出ている業界です。
専門的な知識が必要なイメージのある職種ですが、自身での勉強もしやすく、また、入社後に研修で学習できる企業もあるため、他業種からもチャレンジしやすい業界と職種だといえるでしょう。
エンジニア職でも、開発やテスト、サーバー管理など、複数の種類があり、仕事の内容は多岐に渡ります。
未経験でも目指しやすい職種もあり、また、20代でのエンジニア転職では未経験の求人も多くあるため、キャリアチェンジを考えている場合、おすすめの職種です。
さらに、IT業界ではリモートワークが可能な企業も多く、自宅で仕事をしたいと考えている人にとっても特におすすめです。

営業職

営業職は、未経験でも転職しやすく、自身で説明をしたり、人と話をしたりするのが好きな人に向く職種だといえます。
基本的には、人の話を聞き、相手のニーズを引き出しつつ、自身の担当商品などを売るスキルが求められます。
営業職では、企業相手の法人営業と個人の顧客相手の個人営業があり、また、顧客の新規開拓が求められる新規営業と、これまでに取引のある企業や個人を対象にするルート(既存)営業などがあります。
明るく、愛想良く話ができ、また、相手への気配りが得意な人にとってはぴったりの職種だといえるでしょう。
ただし、外回りなど、そのほかの職種と比較してアクティブに動くことを求められる傾向があるため、体力に自信がない場合は、あまりおすすめできません。

事務職

事務職は、企業で事務作業を主に行う職種であり、一般事務や営業事務、経理事務など、複数の種類があります。
さまざまな企業で事務職が存在し、企業や担当する事務の種類によって、行う業務は異なります。
オフィスワークが中心であり、女性の転職で特に人気が高い職種だといえるでしょう。
厚生労働省の報告によると、事務職の有効求人倍率は0.49と、全体の有効求人倍率の1.31よりも大幅に低く、競争率の高さが分かります。
また、他業種からの転職希望も多い職種のため、競争率が高く、未経験の場合、転職活動が長期化する可能性も否定できません。
ポテンシャルよりも経験が重視される20代後半の転職の場合、関連した資格の取得やスキルを獲得してから転職活動を始めることをおすすめします。

女性の20代前半と後半の転職の特徴

20代女性で転職をする場合、20代の前半であるか、後半であるかによって、転職の際に企業側がチェックするポイントが異なります。

「ポテンシャル」と「経験」について、重視される度合いが変わってくるため、20代前半か後半かは、未経験での採用がされやすいかどうかにも関わってきます。

転職時に重要視されるポイントをチェックして、年齢に合った求人探しに活かしましょう。

20代半ばまでは「ポテンシャル」が重要

20代前半から半ばまでの転職であれば、「ポテンシャル」が重視されるため、未経験での転職もしやすい傾向があります。
20代半ばまでであれば、これまでと異なる職種にチャレンジがしやすいといえるでしょう。
また、短期大学や大学を卒業して就職して企業勤め3年目までの社会人は第二新卒とも呼ばれ、積極的に採用をしている企業もあります。
20代半ばであれば、社会人としての経験や実績はほとんどないものとして企業は求人を出しているため、未経験での採用も多く出されています。
このようにポテンシャルを重視した中途採用は、20代半ばまでの転職の特徴といえます。
また、キャリアチェンジだけでなく、キャリアアップを目指して転職することも可能です。

20代後半からは今までの「経験」が重要

20代後半からは、ポテンシャルよりも「経験」が重視されます。
20代後半は、これまでにある程度の仕事を経験しており、社会人としての基礎スキルを持っていることが前提だといえるでしょう。
そのため、資格や仕事での経験、実績を活かした転職がおすすめです。
しかし、20代後半を対象とした求人自体が多くあるため、経験が重視されつつも、未経験の職種であっても転職しやすい点が20代後半の転職の特徴です。
専門的なスキルを習得すること、そして、最終的には管理職候補となることが期待されている求人が増える年代だといえるでしょう。
未経験の職種にチャレンジする場合であっても、これまでの経験を活かせるような転職を検討することが大切です。

20代女性の転職の成功のポイント

20代女性が転職で成功するために、抑えるべきポイントが存在します。
特に、自身のキャリアプランだけでなく、ライフプランを考えていくことが大切です。
自己分析と同様に、将来について具体的な想定を行いましょう。
また、転職先の検討時や、複数企業に採用された時など、転職活動を進める中で、ビジョンに変更がないか、何度も確認することが必要です。

結婚、出産、育児といったライフイベントを意識する

今後のライフイベントについて考えておくことが大切です。
転勤のある職種の場合、結婚後の住居について一度考えておく必要があるといえるでしょう。
また、出産を考えている人は、いつ頃に産みたいのか、そしてその時のキャリアプランについて考えなくてはいけません。
出産後、育児勤務をするのかといった自身の希望と合わせて、育児勤務をしている社員はどれくらいいるかなどの転職先の状況を確認しておくといいでしょう。
直近で結婚や出産の予定がなくても、自身の環境が変わることを想定して、続けて働きやすい職場を選択しておくことがおすすめです。

具体的なキャリアプランに沿った転職先選びが大切

転職を検討する際には、まずは具体的なキャリアプランを立てましょう。
将来的に管理職になりたいのか、または、専門的なスキルを習得して専門職として働きたいのかなど、5年後、10年後、20年後と、長期的に考えることが大切です。
また、必ずひとつのパターンだけを決めなければならないというわけではなく、ライフイベントや職種選択の場合分けを行うなど、複数のパターンを想定しておくと良いでしょう。
キャリアプランを1人で立てることが難しい場合は、転職サイトの担当者やキャリアアドバイザーなどの専門職の人を頼ることがおすすめです。

転職活動は在職中に行う

どうしてもすぐに辞めたい、または辞めなくてはならない状況でなければ、転職活動は在職中に行うようにしましょう。
在職中か退職後かで、転職活動の採用に影響があるわけではありませんが、生活資金の確保や、転職活動がスムーズにいかなかった場合のリスクヘッジとして、在職しつつ転職活動することをおすすめします。
また、退職後、転職活動に時間がかかってしまった場合、社会人としてのブランク期間が長くなってしまい、自身にとっても生活に慣れるまでに時間を要してしまうかもしれません。
新しい職場にすぐに入れるようにするためにも、有休や半休などをうまく使って、在職中に転職活動をするようにしましょう。

職種だけで転職先を判断しない

転職でキャリアチェンジを目指す場合など、職種だけで転職先を判断してしまうと、転職先で後悔してしまう可能性があります。
未経験の職種にチャレンジする場合は特に、その職種の実態や、転職を検討している企業での働き方について、具体的なイメージを掴むことが大切です。
エンジニア職や事務職といった職種だけで判断してしまうと、勤務先での実際の業務がイメージと違い、後悔することになるかもしれません。
また、企業のマインドや姿勢に強く共感できなければ、採用されたとしても続けていくことは難しいでしょう。
募集要項だけでなく、企業や業務についてきちんと情報収集を行い、実態を知ってから転職を決めることが重要です。

20代女性の転職で失敗しやすいパターンとは

転職のリスクを把握せず、転職活動を行った場合、転職で失敗してしまうことがあります。
以下のようなパターンに陥らないようにすることが大切です。

・退職してから転職活動を始めた
・キャリアプランを立てないまま、職種や条件のみで転職してしまった
・会社や職場の雰囲気が想定と違った

退職後に転職活動を始めてしまうと、生活資金面などから早く就職先を決めなくてはいけないといった焦りを持ってしまい、転職活動における優先順位が変わってしまう恐れがあります。
本当に自分に合った企業ではなく、早めに採用を出した企業を選んでしまうなど、後悔する可能性が高い選択をしてしまうかもしれません。
また、キャリアプランを立てずに転職した場合、ライフイベントなどで自身の環境が変わった際に困る可能性があります。
会社をあまり調べずに転職することもリスクが高く、おすすめできません。

20代女性の転職で未経験から正社員を実現させるコツ

未経験の職種でも、転職時から正社員雇用で働くことは不可能ではありません。
ただし、未経験から正社員を実現させるためには、抑えておくべきコツがあります。
また、企業の検討時や面接といった転職活動を行う中で、事前にきちんと準備を整えておくと、スムーズに進めていくことができるでしょう。
具体的なコツについて紹介します。

キャリアや実績の棚卸しは重要

自分自身のキャリアや実績について、改めて整理しておくことが重要です。
新卒時の就職活動と同様に、これまでの社会人経験を通して身につけた経験やスキルを明確に言語化しておきましょう。
具体的に行った仕事の内容だけでなく、どのような目的や意識を持って取り組んだのか、そして何を得られたのかについて、自分自身で分析しておくことが大切です。
面接の前だけでなく、転職先企業を検討する際にもキャリアや実績の棚卸しをしておくことで、自分に合った企業探しに役立てることができるでしょう。
また、キャリアや実績の棚卸しをする際には、仕事をした社員としての目線だけでなく、採用を考えている企業の目線でも整理することが欠かせません。
どの部署へ採用するのか、また、どのような働きが期待できるのかといった視点で、話す内容を組み立てることが必要です。

仕事に対する熱意を伝える

面接など、企業へのアピールの場では、仕事に対する熱意をしっかり伝えることが大切です。
企業は採用する際、能力だけでなく、本当に自社で働きたいのか、転職活動者の熱意をチェックしています。
自社への熱意があれば、現在のスキルが多少低くても今後のスキル習得など、ポテンシャルに期待することができ、また、長期的な戦力として考えることができるからです。
反対に、熱意が低く、戦力になる可能性が低いと判断されれば、採用されることは難しいでしょう。
これまでのキャリアやこれからのビジョンを伝えるだけでなく、この企業だからこそ働きたいという意思を伝えることも大事です。
また、企業ごとに求める熱意の方向性が異なることを理解しておくことも大切です。
企業姿勢に合わせた熱意の伝え方を事前に考えておきましょう。

まとめ

20代女性の転職は、キャリアプランだけでなく、ライフイベントやライフステージの変化を考えて検討する必要があります。
また、未経験でもキャリアチェンジのしやすい年代であるため、さまざまな職種や業界をチェックするとよいでしょう。
後悔しない転職をするためには、これまでのキャリアや実績を見つめ直し、さらに、将来について具体的な想定をすることが大切です。
さまざまなパターンを考えた上で、自身にぴったりの転職先を見つけ、転職を成功させましょう。