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30代の女性の就職におすすめの資格9選!資格以外のポイントも解説

2023.08.16

30代女性が就職や転職をするとき、資格を取得し、資格をアピールポイントにして転職することがおすすめです。
30代は20代と比較して、実績や経験を重視した採用が増えるため、ポテンシャル以外にアピールできるポイントがあることで、スムーズに就職や転職ができる可能性が上がるといえるでしょう。
30代女性におすすめの資格を厳選して、9つご紹介します。
また、資格を取得する以外の就職や転職でのポイントについても解説していきます。

30代女性の就職におすすめの2つのIT系資格

30代女性が就職する際におすすめのIT系の資格は、「ITパスポート」と「マイクロオフィススペシャリスト(MOS)」の2つです。
ITパスポートは国家資格であり、マイクロオフィススペシャリスト(MOS)はマイクロソフトが公式で発表し、世界中に資格取得者がいる資格です。
特に、エンジニアへの就職や転職を考えている場合は、積極的に取得を考えてみましょう。

ITパスポート

「ITパスポート」はiパス(アイパス)とも呼ばれる国家資格であり、ITに関する基礎的な知識を持っていることを証明できる資格です。
ITパスポートではAIやビッグデータといったITに関するものだけでなく、経営やプロジェクトマネジメントなど、幅広い分野の知識が問われます。
IT業界で活躍するための基礎的な部分が問われる資格試験だといえるでしょう。
累計で約170万人もの人がITパスポートに応募しており、2009年からの新しい資格ですが、認知度が高い点も特徴です。
試験方式はCBT(Computer Based Testing)方式で行われており、全国の試験場で受験することができます。

マイクロオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロオフィススペシャリスト(MOS)はマイクロソフトのWordやExcelといったOfficeソフトの操作について問われる国際資格です。
受験できる難易度は、一般(スペシャリスト/アソシエイト)と上級(エキスパート)の2段階あります。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS)の累計受験者数は、490万人を超えており、IT資格の中でも非常に人気の高い資格であることが分かるでしょう。(2023年2月時点)
全国一斉試験と随時試験があり、随時試験は全国1,700か所の試験会場でほぼ毎日実施されています。

30代女性の就職におすすめのその他の資格6選

30代女性の就職に利用することができる、IT業界以外の資格について、6つ紹介します。
自身の現在勤めている業界とは異なる業種に挑戦する場合には、志望する業界の資格をまずは勉強して、取得してから就職活動をすると、スムーズに進めることができるでしょう。
業界に入ってから勉強をするパターンもあるため、はじめにどのような資格を目指すのか明確にすることが大切です。

簿記

簿記には種類があり、主なものとしては、日商簿記、全商簿記、全経簿記の3種類が挙げられ、最も有名なものは日本商工会議所が主催する日商簿記です。
簿記は、企業の財務の記録を行う能力を示す資格であり、日商簿記では初級、3級、2級、1級と分かれています。
簿記3級は社会人が身につけるべき基本知識、2級以上になると商業簿記以外にも工業簿記の知識が問われます。
初級、3級、2級はインターネット上で受けることができますが、1級はペーパーで受験する必要があります。
就職・転職を有利にするためには、3級以上を取得しましょう。
2級以上を取得できた場合は、財務の即戦力として、活躍できる可能性があります。

医療事務

医療事務は人気の高い資格です。
医療事務は、民間資格であり、さまざまな種類の資格が存在します。
独学でも合格を目指すことができ、資格がない場合でも就職活動が可能ですが、取得している方がより採用されやすいため、資格を取得後に就職しましょう。
医療事務の資格試験には、「医療事務技能審査試験」「医療事務管理士」「診療報酬請求事務能力認定試験」などがあります。
医療機関の多さから、医療事務は求人数も多く、また、さまざまな雇用形態があることから、子育てなどでライフスタイルが多様化する30代女性にとっておすすめの資格だといえるでしょう。

登録販売者

登録販売者は一般用医薬品を取り扱う資格であり、一般用医薬品の販売に欠かせない専門の国家資格です。
受験資格は特になく、年1回、都道府県ごとで実施される試験に合格することで取得できます。
2006年の薬事法改正によってできた資格で、比較的新しい資格だといえるでしょう。
登録販売者は、医薬品の成分や効能を、一般医薬品を買い求める人に対して説明する役割を担います。
比較として、薬剤師は、第一類医薬品までのすべての医薬品、登録販売者は第二類、第三類の医薬品までを取り扱うことができ、薬剤師に次ぐ医薬品の資格です。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、家計のホームドクターとも呼ばれ、家計を中心に保険やローン、税などの幅広い知識が問われる国家資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取得すると、就職、転職以外にも、独立して起業する可能性が広がります。
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、3級、2級、1級に分かれた「ファイナンシャルプランナー(FP)技能検定」と、継続的な知識のアップデートを問われる「CFP・AFP資格」の2つがあります。
ファイナンシャルプランナー(FP)の試験では、ライフプランニングと資金計画、金融資産運用、税金のプランニングや不動産など、家計にまつわる6つの分野について問われます。

行政書士

行政書士は士業と呼ばれる法律の国家資格です。
行政書士の仕事内容は、主に、行政などに提出する書類の作成や提出を代理で行い、法務などに関する相談を受けるなど、クライアントの法律に関わる業務をサポートすることです。
受験資格はなく、誰でも受験することができ、試験は年に1回、全国の都道府県で行われています。
試験はマークシートと記述式の複合で、民法や憲法といった法律の問題のほか、政治経済や情報通信といった行政書士の業務に関わる一般知識も出題されます。
独立開業も目指せ、就職や転職の際にもアピールポイントとして使うことができる資格です。

司法書士

司法書士も行政書士同様、誰でも受験できる法律の国家資格です。
行政書士より、試験範囲が広範で、かつ、専門的な知識が問われるため、難易度が高い試験だといえるでしょう。
司法書士資格を取得することで、不動産登記や商業登記、行政に提出する書類の作成など、幅広い法律に関する業務をすることができます。
認定司法書士となれば、簡易裁判所における訴訟や調停、和解代理など、通常、弁護士にしかできない法律業務も、一部することができるようになります。
司法書士資格を取得した場合、司法書士事務所に就職することがほとんどでしょう。
また、最終的に独立開業も目指すことができます。

30代女性の就職に資格取得がおすすめな理由

30代女性が就職活動をする際に、資格取得がおすすめな理由について、具体的に3つ紹介します。
どのようなメリットがあるかを理解して、資格勉強をするモチベーションに活かしましょう。
なんとなくで資格取得を進めるのではなく、何が現在の自身にとって必要なのかを理解することが、就職活動をスムーズにしていくためにも大切です。

職種の名前にこだわらない

30代女性の就職や転職は、20代の頃よりも実績や経験が重視され、未経験で勤める業界を変える場合、なかなかスムーズに就職活動が進まない場合があります。
そのため、さまざまな業界を広く検討する必要があるといえるでしょう。
新卒や20代の時には考えなかった業界や職種についても、先入観をなくして、一度考えてみることをおすすめします。
また、先細りが予測される業界はできるだけ避け、拡大しつつある業界を優先的にチェックするようにしましょう。
拡大中の業界は必然的に求人数が多くなるため、未経験でも就職がうまくいく可能性が高くなります。

やる気以外のアピールも忘れない

ポテンシャル採用が期待できる20代と比較して、30代はこれまでの実績や経験を重視し、管理職候補としての採用が増える年代だといえます。
未経験での就職を目指す場合、やる気のアピールだけでは、より若い世代の方が採用されやすいといえるでしょう。
アピールポイントを増やすためにも、就職したい業界に活かすことができる資格を取得することが大切です。
資格の取得が就職活動中にできていない場合であっても、勉強中であれば、面接などでアピールとして使うことができるでしょう。
また、資格取得以外にも、これまでの職歴の中で積んできた実績や経験についても、一度棚卸しをして、見直しておくことが必要です。

納得できる妥協点を探す

30代女性の未経験での就職や転職となると、思ったよりも時間がかかったり、自分の希望した業界や企業に入れなかったりする場合があります。
また、希望条件が多すぎると、すべての条件を満たす企業がなかなか見つからないといったこともあるでしょう。
希望条件については、優先順位も同時に検討し、どのくらいまでが自身にとって納得できる妥協点であるかを決めておくことが大切です。
最初から低く妥協点を設定するのではなく、進めていく上で何度も検討して、修正していくことがおすすめです。
妥協点について、決めるのが難しい場合は、転職エージェントなどに相談してみてもいいでしょう。

30代女性の就職で資格取得以外の重要なポイント

30代女性の就職では、資格取得のための勉強を始める前に、検討すべき重要なポイントが3つあります。
限られた時間を有効活用し、就職活動へ十分に活かすことができるように、まずはしっかりと自身で重要なポイントについて検討しましょう。
また、はじめに複数の資格を比較して、自身にとって一番合うものを選択することも大切です。

自分にとって適性があるかどうか

業界や職種を選択する際にも同様のことがいえますが、自分にとって適性があるかどうかを検討することが大切です。
できるだけ、自身の特徴やスキルについて、客観視して整理していくようにしましょう。
適性については適職診断や転職タイプ診断など、就職や転職エージェントのサービスを利用することもおすすめです。
また、利用している就職エージェントに相談してみてもいいでしょう。
仕事上の性格や、実力や能力を発揮できる職種を自分だけでなく、就職活動のサポートのプロにチェックしてもらうことで、自信を持ってチャレンジすることができるようになるでしょう。

求められている資格かどうか

勉強を始めようとしている資格が、希望している業界や職種で、実際に取得が推奨されているかどうかを事前にチェックしておきましょう。
専門性の高い業界であればあるほど、資格取得が求められていたり、または、必要となる資格が限定的であったりする可能性があります。
例えば、マイクロオフィススペシャリスト(MOS)であれば、バックオフィス業などのほか、パソコンでオフィスソフトを使う機会があれば活用できるため、汎用性が高いといえます。
一方、登録販売者であれば、薬局やドラッグストアなどの一般医薬品の販売業でだけ活用することできるため、そのほかのものと比較して汎用性は低いといえるでしょう。

取得にかかる時間と費用はどうか

資格を取得するためには、どんな資格であれ、一定の勉強時間と勉強のためのテキストなどを購入する費用が必要になります。
難易度の高い資格になると、テキストの独学だけでなく、通信講座の受講などが必要な場合もあるでしょう。
合格までにどれくらいのコストを要するのかについて、自身の能力を加味した上で、勉強を始める前に検討しておくことが大切です。
就職活動はできるだけ早めに動き出すことが重要です。
資格取得が遅れることで、就職活動をする適切なタイミングを逃さないように、自身の最終的な目標や目的を見失わず、勉強する資格を選択しましょう。

まとめ

30代の女性の就職や転職は、希望業界で求められている資格を取得をしてから行うとスムーズにいく可能性が上がります。
また、未経験で勤める業界をチェンジしようと考えている場合、資格は大きなアピールポイントとして使うことができるでしょう。
まずは、自身がどこで活躍ができるのか、自分自身を見つめ直すこと、そして、さまざまな業界や職種の情報を調べて、可能性を広げて検討することが大切です。
希望する業界が定まったら、取得が推奨される資格をチェックして、勉強を始めるとよいでしょう。
1人で調べることが難しい場合は、エージェントへ相談するなど、就職のプロへ頼ることもひとつの方法だといえます。