IT初心者の勉強の始め方!エンジニアになるための学習法や知っておくべきことを解説!
2023.08.16
情報化社会と呼ばれて久しい現代日本において、ITエンジニアの存在はどの企業でも重宝されます。
本記事をご覧のあなたも、さぞITエンジニアに憧れ、効率的な学習方法を探していることでしょう。
そこで今回は、これからIT系資格などの勉強を始めるIT初心者向けに、主な学習方法や、学習効率を上げるコツなどを解説します。
IT知識に自信のない人は、ぜひ参考にしてみてください。
IT初心者の勉強方法
ITの勉強をするにあたって、必ずしも街のPCスクールに通う必要はありません。
動画サイトやスマホアプリ、Webスクールなどを活用すれば、多忙な人でも無理のないスケジュールで勉強を進められます。
もちろん、基礎から応用までを体系的に学べる書籍学習や、不明点を直接質問できる勉強会など、昔ながらの勉強方法も有効です。
それでは、IT初心者に適した勉強方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。
Webスクールに通う
今や多くのPCスクールが、Webで受講可能なオンラインコースを用意しています。
コース内容は基本的に、授業動画を好きな時間に視聴するだけであり、塾や学校のようなスケジュール拘束は一切ありません。
もちろん、LINEや音声チャットを通じて、疑問点を先生に質問することも可能です。
また、Webスクールには教室の維持費が加算されないぶん、受講料が安くなりやすいというメリットもあります。
まとめると、Webスクールは時間的にも金銭的にも負担が少なく、それでいて街のPCスクール同様に先生のサポートを受けられる優秀な学習方法です。
書籍で学ぶ
今のご時世、IT知識を学べる書籍は山のように存在します。
適当に近所の書店をチェックするだけでも、様々なカテゴリーの学習本が目に入ることでしょう。
そんな書籍が持つ一番の強みは、基礎から応用までを体系的に学べるという点です。
例えば資格試験用の参考書であれば、基本的にはそれ一冊で既存の試験範囲をあらかた攻略できる作りになっています。
また、書籍はオンライン教材と違って通信環境を一切問わないため、文字通りいつでもどこでも勉強を進めることが可能です。
学習計画を作るにあたって、書籍ほど見通しの立てやすい勉強方法は他にないでしょう。
アプリや学習サイトを使う
IT知識をオンラインで学ぶ手段は、Webスクールだけにとどまりません。
スマホアプリや学習サイトなど、完全に自分のペースで勉強できる教材もネット上に数多く存在します。
スマホアプリは問題集形式の教材が主流で、IT知識の習熟度をちょっとしたスキマ時間で手軽に確認可能です。
学習サイトはプログラミング系に関するものが多く、教わったコードをその都度実際に入力する学習形式により、実践的なITスキルを手早く身につけることができます。
アプリや学習サイトは完全無料なケースも多く、勉強量を補う副教材としては最適なツールといえるでしょう。
学習動画で学ぶ
昨今は、YouTubeをはじめとした無料の動画サイトにも、IT知識を学べる映像コンテンツが数多く存在します。
YouTubeのような動画投稿サイトで安定収益を得るには、再生数や視聴時間を稼ぐべく編集面で工夫を凝らし、視聴者の離脱を防がなければいけません。
逆にいえば、万単位の再生数がついているIT系動画は、IT初心者でも飽きることなく視聴可能なコンテンツと判断できます。
もちろん、ただ映像を眺めているだけでは、知識を脳に定着させるには不十分です。
動画の内容を自分の言葉でノートにまとめるなど、能動的な勉強法を組み合わせてこそ、学習動画は最大限の効果を発揮します。
勉強会に参加する
IT業界の中には、資格取得を目指す人向けに勉強会を開催している団体も数多く存在します。
勉強会では不明点を周りの人にすぐ質問できるほか、逆に質問されることで自分の知識を再確認することも可能です。
開催形式は会によって様々で、Zoomなどを活用したオンライン勉強会ももちろん存在します。
一人で勉強することに対し、「心細い」「緊張感が出ない」といった悩みを抱いている方は、ぜひとも勉強会を活用してみてください。
IT初心者の勉強で重要なこと
ITの勉強で挫折しないためには、資格をはじめとした明確な目標を決めたうえで、基礎から順に学習していくことが重要です。
また、ITの勉強に関する有用な情報を目にしたら、お金と時間の許す範囲で実際に試していきましょう。
基礎を飛ばさない
ITエンジニアには、アプリ開発者やシステム管理者など様々な職種があります。
ただ、目指す職種が予め決まっていたとして、いきなりその道の専門書を手にしても、大抵は何も理解できません。
なぜなら、ITの専門分野を学ぶには、サーバーやネットワークなど様々な前提知識を習得しておかなければいけないからです。
ITパスポートや基本情報技術者など、ITの基礎知識だけで取得できる国家資格が複数ある点からみても、「ITは基礎の時点で難しい」というのがお分かりいただけることでしょう。
ITの勉強を始める際は、必ず初心者向けの講座や教材を利用し、1項目ずつ順番に学んでいくよう心がけてください。
まずは目標を決める
IT学習は、基礎部分だけでも月単位の時間を要するプロジェクトです。
「今時どの会社でもPC使うから」など、ボンヤリした動機で取り組んでいても、まず長続きはしないでしょう。
就きたい職種を明確にし、その分野で即戦力と認められるために必要な資格が何なのかを考えることで、はじめてIT学習の方針が定まります。
また、IT学習で挫折しないためには、目標達成までの期間をできるだけ長めに設定することも大切です。
というのも、IT資格の中には合格率20%を下回るものが多く、目標達成に必要な資格全てを一発で取得できる人はほとんどいません。
ITエンジニアを目指すには、明確な目標と余裕のあるスケジュールが重要ということをぜひ覚えておいてください。
実際に行動してみる
IT学習を進めていれば、Webスクールや勉強会などの情報は大なり小なり目にするものです。
その際、少しでも興味を持ったのであれば、ためらわずに手を出してみてください。
人に教わるタイプの勉強方法には、動画やアプリなどで自習しているだけでは得られない発見が必ずあります。
「お金を節約したい」「出費が無駄にならないか心配」などの理由で、こうした行動を渋る人もいるでしょう。
ただ、IT資格の取得を目指す場合、そもそも受験料だけで数千円から数万円かかります。
IT学習に役立ちそうな情報を目にしたら、将来への投資と思って積極的にお金と時間を投じるよう心がけてください。(もちろん無理のない範囲で)
IT初心者が効率的に勉強する学習ステップ
IT資格がいくら難しいといっても、基本的な学習ステップは他の勉強と変わりません。
現状の分析に基づいて適切な目標を設定したら、必要な知識を基礎から順に学び、ある程度身についたらプログラミング設計などで実践していきましょう。
今のレベルを知る
今後の学習計画を固めるためにも、まずはPCやネットワークの仕組みについて、現状どこまで理解しているかを確かめてみましょう。
例えば、「IPアドレス」や「DNSサーバー」といった単語にまるで聞き覚えがないのであれば、あなたは立派なIT初心者です。
今の仕事でPCを使っていることと、ITについて理解していることはイコールではありません。
問題集タイプのスマホアプリを活用するなどし、現状の知識レベルをできるだけ正確に測っておくよう心がけてください。
目指すエンジニアの種類を決める
IT業界ではセキュリティやデータベース、あるいはクラウドなど、それぞれの技術領域に専門のエンジニアが配属されます。
現状の知識レベルを把握したら、次は具体的に、どのエンジニア職を目指すのかを決めておきましょう。
ネットワークエンジニアならCCNA、クラウドエンジニアならAWS認定といった具合に、目指す職種が決まればおのずと必要な資格も定まります。
スタートとゴールが決まったら、学習方法と学習スケジュールを定めたうえで勉強を始めてください。
ITの基礎を身に付ける
どの職種を志望するにしても、まずはITの基礎部分から勉強していきましょう。
Webやネットワークについて基本的な知識が抜け落ちている状態で、応用的な勉強をしてもまず理解できません。
また、最終的に取りたい資格が決まっていたとしても、ITパスポートと基本情報技術者のいずれかは予め取得しておくのがおすすめです。
これらの資格を取っておけば、ITの基礎が身についていると確信を持ったうえで応用的な勉強に進めることでしょう。
応用知識は実践を交えて身につける
IT学習を進めていくと、やがてはデータ分析やアプリケーション開発など、実務に直接かかわるカテゴリーに行き着きます。
このレベルまで来ると、人の解説を見聞きしているだけでは中々知識として吸収できません。
応用知識を学ぶ際は、PCを使ってコード入力等を実践してみるといいでしょう。
その際の教材としては、実践トレーニング系のIT本や、コードを直接入力できる学習サイトなどがおすすめです。
まとめ
以上、IT初心者からエンジニアを目指すための効果的な学習方法を解説しました。
ITエンジニアは多くの人に頼られ、また常日頃から最新技術に関われるため、必要な知識さえ備わっていれば非常にやりがいのある仕事です。
IT初心者の人も「今さら勉強始めても遅い」などと思わずに、まずは自分がどの分野で活躍したいのかを真剣に考えてみてください。